氏邦桜
株立のエドヒガン
鉢形城は戦国時代に築かれた城郭の一つ。その城主であった北条氏邦の名前を取り氏邦桜と命名された桜がある。埼玉県下では早咲きの名所となっており、多くの花見客で賑わっていた。
エドヒガンとのことだが根本は株立でヤマザクラのようにも見える。現地の案内板を読むと「二本の幹が一旦伐採され、その株元から十二本の芽が成長したもの」とのこと。しかし樹冠は間違いなくエドヒガンのそれで、青空に向かって伸びやかに枝を広げる様は雄大そのものだった。
-Notes-
撮影:2023年3月19日
別称:鉢形城の桜・エドヒガン
樹種:エドヒガン
所在地:埼玉県大里郡寄居町鉢形字諏訪2738
指定:町指定天然記念物
樹齢:150年
樹高:18.0m
根回り:6.5m
幹周り:不明
枝張り:東西23.5m、南北21.8m
概要:
歓喜寺は真言宗豊山派の寺院。そう大きくない境内には巨大なエドヒガンが屹立している。茨城県では有数の早咲きの桜で、県下に春の訪れを告げる存在。