根尾谷淡墨桜

根尾谷淡墨桜

二番目に古い桜

2018年の台風21号で大枝が4本折れる被害を受けましたが、翌2019年にはまた見事な花を咲かせていました。多くの支柱に支えられ、ムリヤリ延命処置をしているとの批判的な声も聞きますが、やはりこれだけの大樹が花を咲かせる様は圧巻です。個人的にはまだまだ生き続けてほしいと思います。
周囲をぐるりと回ることができ、桜の奥に稲荷社が設けてあるため、早朝であっても人を入れない撮影は難しいです。平日の早朝を狙うか、根気よくチャンスを待つ他ありません。

根尾谷淡墨桜

-Notes-

撮影:2019年4月6日
別称:なし
樹種:エドヒガン
所在地:岐阜県本巣市根尾板所上段995
指定:国指定天然記念物
樹齢:1500年
樹高:17.3m
根回り:不明
幹周り:9.4m
枝張り:東西22.4m 南北24.2m
概要:
樹齢1500年のエドヒガン。山高神代桜についで2番目に古い桜とされる。幼少の頃を当地で過ごした継体天皇が住民との別れを惜しみ、手植えた桜と言われる。昭和の世に枯死の危機を迎えたが、ヤマザクラの若木の根を200本以上も接ぎ木する大施術が行われ、見事復活を遂げた。散り際の花弁が淡い墨のような色に変わることが名の由来となっている。