ジラカンス桜

ため池の桜

筆者は新しい桜を探すのにGoogleマップを使うことがある。特定の地域で「桜」で検索し、知らない桜を見つけるのが楽しみだ。我ながら暇人である。
さて、馬場のヤマザクラを中心に周辺の桜を調べていると、この特徴的な名前の桜が目についた。調べてみると、ため池のみぎわに立ち、水面に映る姿がフォトジェニックで、特に夜のライトアップが人気のようだ。ジラカンスという名称はこの辺りの地名の「白観巣」から来ているとのこと。ではなぜ白観巣桜と表記しないのか、などと指摘するのは野暮というものだろう。とにかくずっと気になっていた。2021年の春にチャンスがあったので立ち寄ることにした。

馬場のヤマザクラから山道を10分ほど走るとため池の周辺にカメラマンが数組。ここが目的地のようだ。車を道の脇に寄せ、それと思しき桜に近づく。ライトアップ時は混雑するようだが日中はそれほどでもない。人は少なく落ち着いて鑑賞できる。目立つ桜ではあるが、よく見るとまだまだ若木のようだ。調べてみると推定樹齢100年なのだとか。これから大きく育っていく桜だろう。

標高の高い位置にあるが桜は終盤を迎えていた。枝先から飛び立った花びらはそのまま無数の花筏となり、水面を飾っている。2021年の桜前線は足早に訪れ、駆け足で過ぎ去ろうとしていた。


Note武雄市若木町の田園風景の中に咲くヤマザクラ。ため池に映るフォトジェニックな姿が人気を博し、ライトアップ時には多くの愛好家が訪れる。
撮影2021年3月27日
名称ジラカンス桜
別称川内のジラカンス桜
樹種ヤマザクラ
所在地佐賀県武雄市若木町本部14500-1
指定なし
樹齢約100年
樹高不祥
根回不祥
幹周不祥
枝張不祥
出典武雄市観光協会公式サイト