永泉寺のシダレザクラ

寺のシンボル

永泉寺という寺にあり、同じシダレザクラということで、田村市の「永泉寺のサクラ」と混同しがちだが、こちらも立派なシダレザクラである。山門の傍で参拝客を迎えるようにして立つ雄姿は名木と呼ぶにふさわしい。

永泉寺についてネットで調べてみたところ、曹洞宗の寺院であること、コウヨウザンという樹種の古木があること、永正14年(1517)に当寺の第3世心操全忠大和尚が植えたものであることがわかった(コウヨウザンについては現地の案内板でも紹介されている)。このことから当寺は室町時代末期には開かれていた古刹であることが分かる。

西側の山に陽が隠れようとしている頃、ギリギリで写真に収めることができたが、欲を言えばあと30分早く到着したかったと思う。機会があればまた立ち寄りたい。


Note永泉寺は室町時代末期に開かれた曹洞宗の古刹。その山門の傍には樹齢300年以上と伝わるシダレザクラの古木が立っている。
撮影撮影:2021年4月3日
名称永泉寺のシダレザクラ
別称なし
樹種シダレザクラ
所在地福島県須賀川市長沼字寺前24
指定市指定天然記念物
樹齢約300年※1
樹高17.0m※1
根回6.0m※1
幹周3.3m※1
枝張東西20m※1
出典 ※1:現地案内板
※2:須賀川市公式ホームページ内の「樹冠の規模は東西20メートルにも達します」との記述より