七草木天神桜

七草木天神桜

天神を祀る

青空でさえあれば、どう撮影してもいちいち決まる写真映えする桜だろう。樹形や花つき、桜そのものの美しさもさることながら、さえぎるものの無い高台というロケーションや天神を祀る祠、根もとの菜の花という舞台装置までことごとくフォトジェニック。すぐ近くには七草木桜や平堂壇の桜などの名木もあり、合わせて巡るのもお勧め。

七草木天神桜

七草木天神桜

傍らには天神を祀る祠があり、以前訪れた時は幟が立っていた。その日は4月25日。25日は天神(=菅原道真)の月命日である。

七草木天神桜

ちなみに筆者が学生時代を過ごした京都では毎月21日は弘法大師の命日として東寺で弘法市が、25日は北野天満宮で天神市が催される。これらは二大縁日として知られいずれかで天気の良し悪しが分かれると「弘法さんが勝たはった、天神さんが勝たはった」などと言うそうだ。奇しくもこの近くにも弘法大師ゆかりの弘法桜があるが、この日は弘法桜も天神桜も清々しい青空の下で満開を迎えていた。


Note 田園地帯の高台に建つエドヒガンの古木。支柱に支えられることなく自立し、立ち姿が非常に美しい。名桜の多い三春町周辺でも屈指のフォトジェニックな桜で開花期には多くのフォトグラファーが集う。懐には天神社が祀られており、名の由来となっている。
撮影 2010年4月25日、2019年4月20日
名称 七草木天神桜
別称 なし
樹種 エドヒガン
所在地 福島県田村郡三春町大字七草木殿作89
指定 なし
樹齢 250年
樹高 不祥
根回 不祥
幹周 不祥
枝張 不祥
出典 みはる観光協会「Find!三春」