山高神代桜
最古の桜
甲斐駒岳を西に望む日蓮宗の古刹、実相寺。その境内の南には、多くの桜の若木に囲まれるようにして、一本の老樹が立っている。日本武尊が植えたとの伝承を身に纏い、樹齢は2000年を数えるという。本当なら、桜という種の限界を更新し続ける、唯一無二の存在だろう。
桜というにはあまりに異質な幹。これはもう、桜というよりも何かもっと尊い存在を目にするような、そんな感覚に見舞われる。木肌は剥がれ落ち、中は空洞化しているのに、突き出た枝からは迸るように花が咲いている。じっと眺めているとまるで、幾つになっても花は咲かせられると元気づけられているような気持ちになる。
実相寺は他にも多くの桜があり、とても美しいお寺である。一本桜の魅力にはまった方もそうでない方も、ぜひ一度は訪れていただきたい、おすすめスポットである。
Note | 日蓮宗の古刹実相寺の境内にある日本最古の桜。日本武尊が植えたという伝説にちなみ、神代桜と呼ばれている。実相寺の2度の火災を生き抜いたが昭和に入り樹勢が衰え、1948年にはあと3年で枯れるとまで言われた。2002年より自治体の主導で大規模な樹勢回復プロジェクトが発足し、数年にわたる工事により見事樹勢は回復。花期には見事な花を付ける。 |
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撮影 | 2010年4月4日、2019年3月31日 |
名称 | 山高神代桜 |
別称 | 神代桜 |
樹種 | エドヒガン |
所在地 | 山梨県北杜市武川町山高2763 |
指定 | 国指定天然記念物 |
樹齢 | 2000年※ |
樹高 | 10.3m※ |
根回 | 不詳 |
幹周 | 11.8m※ |
枝張 | 13.0m※ |
出典 | 現地案内板 |