薬師ザクラ

坂上田村麻呂公お手植えの桜

2024年の春、13年ぶりに薬師ザクラを見て驚いた。目立っていた枯れ枝は綺麗に剪定され、残った枝からは勢いよく花が咲いている。ネットで他人の写真を見て年々衰えているのだと思っていたが、いざ自分の目で見てみると樹幹は小さくなったものの樹勢は大きく吹き返しているように見えた。

裏側に回ってみても同じく花の密度が高い。朝日に照らされて薄紅色に輝き、初々しさすら感じる。古い樹皮を突き破って若い枝も無数に伸びてきている。

再会した薬師ザクラは思いの外元気だった。この年置賜をめぐっていて一番嬉しいことであった。


Note坂上田村麻呂公が奥州遠征の際に植えたとされる樹齢1200年のエドヒガン。
撮影2024年4月14日
名称薬師ザクラ
別称高玉の薬師ザクラ
樹種エドヒガン
所在地山形県西置賜郡白鷹町高玉3663
指定県指定天然記念物
樹齢1200年※1
樹高10.0m※1※2
根回不祥
幹周8.0m※1
枝張不祥
出典 ※1山形県公式観光サイト「やまがたへの旅」
※2置賜さくら回廊の公式サイトには樹高15mとあるが枝を伐採する以前のデータと思われる。