称名寺阿弥陀堂の桜

墓守桜

称名寺は奈良時代に行基上人が開いたとされる古刹で、この地方を代表する寺院だという。本堂やその他の伽藍は新しくなっているが、規模は今なお往時の面影を留めており、本堂から南へ5分ほど歩くと墓地が広がっている。墓地の中心には古色を帯びた祠、そして立派なエドヒガンが立ち、雪を被った朝日連峰を背景に美しい景観を呈している。

桜は典型的な墓守桜である。白鷹町観光協会の公式サイトには樹齢350年とあるがもっと若い木に見える。ゆえに樹勢は旺盛で損傷も少ない。傷ついた古典桜達を見てきたあとでは、殊更に若木の力強さを感じる。

阿弥陀堂には行基上人お手彫りの阿弥陀如来が祀られているという。しかし本当に行基上人の作なら文化財に指定されているだろう。調べてみたが文化財の指定は受けていないようである。


Note称名寺の墓地に立つエドヒガン。傍らには阿弥陀堂が立ち、遠くには朝日連峰を望み、美しい景観を呈している。
撮影2024年4月14日
名称称名寺阿弥陀堂の桜
別称なし
樹種エドヒガン
所在地山形県白鷹町大字十王3527
指定なし
樹齢350年※
樹高不詳
根回不祥
幹周不詳
枝張不祥
出典 ※白鷹町観光協会公式サイト