吉良のエドヒガン桜

県下最大の桜

桜巡りを始めた頃、仁淀川のひょうたん桜で話したカメラマン氏に教わった桜。今ではかなりの集客力を誇るが当時はまだ知る人ぞ知る桜であったと思う。意気込んで早朝に出かけたが背後が山なので陽の周りが遅い。しかも山の北側に面しているので日中の撮影には不向きである。大した写真も残せずずっと気になっていたが、15年ぶりに立ち寄ることにした。

色々と歩き回って構図を検討したが15年経ってもやはり日中の条件の悪さは如何ともし難い。自然の光を無視するようなレタッチでもせねばまともな写真にもならないがそれは筆者の考えとは異なる写真である。ライトアップならそれなりの写真になろうがそれも筆者の好みとは異なる。花色が濃く美しい桜だが、カメラマン泣かせの桜でもある。

桜は忌部神社に隣接している。神社では花見客に暖かい飲み物を供してくれる。渋滞を緩和させるためにガードマンが立ち、行きと帰りで異なる道を案内される。もてなしの気持ちいい桜でもある。

Note忌部神社に隣接した山の斜面に立つエドヒガン。樹高20mにも及ぶ巨木で徳島県下最大の桜とされる。
撮影2024年3月30日
名称吉良のエドヒガン桜
別称なし
樹種エドヒガン
所在地徳島県美馬郡つるぎ町貞光吉良679
指定県指定天然記念物
樹齢400年
樹高20.0m
根回不祥
幹周4.5mm
枝張不祥
出典つるぎ町公式サイト