越代の桜
花纏う森の巨人
大きさ、樹形、花付き、どれをとっても見事としか言いようがなく、桜の名木の多い福島の中でも屈指の名木です。丘の中腹に立ち、桜の保護のために東側の観桜台からしか近付けないので、人気の割には撮影しやすいです。
記録的な早咲きだった2018年、この時は岩手の桜を巡っていましたが、何気なく見たネットの開花状況でちょうど満開になったばかりとのことで、急きょ南下しました。2011年にも一度来たのですが、その時よりもずっとタイミングが良く、息をのむ美しさでした。いつもは出店が出るのですが、地元の方達もこんなに早く咲いたのは初めてとおっしゃっていて、品物の準備ができていないようでした。
一足早く咲きそろった周囲のヤマザクラが花弁を散らす中、例えようもない景色を目の当たりにして何とも幸せな気持ちになったものです。
-Notes-
撮影:2018年4月22日
別称:なし
樹種:ヤマザクラ
所在地:福島県石川郡古殿町大久田
駐車場:あり
指定:県指定天然記念物
樹齢:400年
樹高:20m
根回り:不明
幹周り:7.1m
枝張り:不明
概要:
樹齢400年のヤマザクラの巨木。福島県の中でも屈指の遅咲きの桜で、例年ゴールデンウィーク頃見ごろを迎える。林野庁の定める森の巨人100選に東日本の桜では唯一選定されている。