張戸お大師桜

ヤマザクラ三代記

遠目には巨大な一本の桜のように見えるが、よく見ると2本の桜が立ち並んでいることがわかる。夫婦桜ではなく親子桜で、向かって右側が指定木、根元には弘法大師を祀る祠がある。向かって左側がその息子(娘?)だが、こちらも立派な大木だ。

親桜は樹齢300年、子桜は樹齢120年、写真ではわわかりにくいが子桜の奥には孫桜も植えられている。まさにヤマザクラ三代記である。

タイミングが合えば水田に水が張られ、逆さ桜を楽しめる。この時は風が強く、残念ながらきれいな水面にはならなかった。


Note 張戸集落に立つヤマザクラの巨木。古くは地権者の屋号を取り、「前西の桜」と呼ばれていた。傍に弘法大師を祀る祠があり、お大師桜として広く知られるようになる。
撮影 2023年4月9日
名称 張戸お大師桜
別称 前西の桜
樹種 ヤマザクラ
所在地 島根県飯石郡飯南町頓原567
指定 無し※1
樹齢 300年※2
樹高 不詳
根回 不詳
幹周 3.7m※2
枝張 不詳
出典 ※1現地案内板には天然記念物との記述があるがテープで隠されている。島根県の公式サイトにある文化財リストにもお大師桜の名前は見当たらないため、案内板の誤記と思われる。
※2飯南町公式観光ガイド