與一桜
最南のエドヒガン
天神のヤマザクラを撮影したあと霧島連山を目指す。目当てはその裾野に咲く與一桜。高原町から国道223号を南西に走り、みやまきりしまロードへと右折するとすぐエドヒガンの巨木が目に入る。
エドヒガンは九州南部では珍しい種で、自生地の南限として鹿児島県湧水町が天然記念物に指定されている。地図で見る限りこの與一桜は湧水町よりも南に位置しているので、事実上の最南部のエドヒガンといっていいかもしれない。
ちなみに最北のエドヒガンは青森県の野辺地町にある。
愛宕公園のエドヒガンは花付きが少なく元気がなかったが、與一桜は樹勢が旺盛で見事である。計画伐採と思われるが背後の杉林が寂しいのが残念。伐採前は杉林を背景にコントラストの美しい景観が楽しめたことだろう。
Note | 宮崎県下最大級のエドヒガン。樹勢は旺盛で花付きがよく、霧島公園の玄関口たるみやまきりしまロードの入り口に花をそえる。地権者の名前を取り、與一桜と呼ばれている。 |
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撮影 | 2021年3月14日 |
名称 | 與一桜 |
別称 | なし |
樹種 | エドヒガン |
所在地 | 宮崎県西諸県郡高原町蒲牟田 |
指定 | みやざき新巨樹100選 |
樹齢 | 150年 |
樹高 | 16.5m |
根回 | 不祥 |
幹周 | 2.1m |
枝張 | 不祥 |
出典 | 現地案内板 |