山王桜

県下最古の桜

田園地帯に隣接した集落を抜けた小高い森の入り口に、半身が朽ちた桜の老樹がある。傍には山王権現を祀る祠があり、樹の周囲には石碑が並び、人の手により大切にされてきたことがわかる。

主幹はほとんど失われ、残った幹の一部から新しい枝が伸びて花をつけている。桜の生命力を体現した異形の姿だと思う。案内板には県下最古の桜とあるが、その位古い樹であることは間違い無いだろう。

周辺に障害物が多く、撮影には不向きである。静かにその歴史に想いを馳せるような楽しみ方が相応しい老樹だと思う。


Note 相ヶ沢地区の集落を見下ろす森に立つエドヒガンの古木。坂上田村麻呂公が東夷征伐の折に植えた桜を起源に、現在の桜はその子孫であると考えられている。千古不朽と伝えられ、古来より村人から大切にされてきた。
撮影 2025年4月16日
名称 山王桜
別称 山王の大樹
樹種 エドヒガン
所在地 宮城県登米市迫町北方相ケ沢88-1
指定 市指定天然記念物 ※1
樹齢 600年 ※2
樹高 13.0m ※2
根回 8.6m※2
幹周 不詳
枝張 不詳
出典 ※1登米市公式サイト
※2現地案内板