宇木の千歳桜

宇木のエドヒガン

果樹園の桜

撮影当時は信ぴょう性のある開花情報がなく、予測を立てて出かけましたが、ちょうど満開の姿に立ち会えました。冷え込んだ朝でしたが天気も良く、春らしい淡い青空が広がっていて何とも言えない気持ちになったものです。果樹園の傍らという絶好のロケーションですが、周りに人工物が多く、フォトジェニックとは言い難い桜です。ただ花付きや樹幹の逞しさなどは桜好きなら一見の価値ある名木の一つです。環境庁のデータでは樹齢300年以上とされていますが、一定以上の樹齢の木は大半を300年以上としているようですので、ここでは山ノ内町が謳っている850年説をとりました。ただ850年というには少し小ぶりにも見えますので実際はもう少し若い木なのだと思います。

宇木の千歳桜

Notes

撮影:2013年4月23日
別称:宇木の千歳桜
樹種:エドヒガン
所在地:長野県下高井郡山ノ内町大字夜間瀬637-2
指定:県指定天然記念物
樹齢:850年
樹高:12m
根回り:不明
幹周り:9.5m
枝張り:東西22m・南北17m
概要:
古くは月待ち桜、見返りの桜とも呼ばれたエドヒガンの古木。大枝が損傷しているが、補うように無数の枝が伸び、整った樹冠を形成している。小さな枝の一つ一つからほとばしるように花を咲かせ、生命力を感じさせる名木である。