麻績の里舞台桜

麻績の里舞台桜

舞台の名優

飯田市の座光寺地区を見下ろす麻績神社の門前にシダレザクラの古木が立っています。高さこそそれほどではありませんが、大変優美な桜です。

枝を大きく広げる姿がまるで舞台で演じる名優のようで、これまでいろんな桜を見てきましたが、こんなに色気のある桜はそうはないと思います。

麻績の里舞台桜

開花時は色んな催しが行われるとのことで、早朝に訪れましたが先客もそれなりにいて人気の桜のようでした。

Notes

撮影:2010年4月11日
別称:半八重枝垂れ紅彼岸桜
樹種:シダレザクラの変種 ※半八重枝垂れ紅彼岸桜
所在地:長野県飯田市座光寺2535
指定:市指定天然記念物
樹齢:350年
樹高:12m ※1
根回り:不明
幹周り:4m ※1
枝張り:東西22m・南北17m
概要:
旧麻績学校の跡地に立つシダレザクラの変種。花弁の数が5枚~10枚と花ごとに異なり、2005年には財団法人「日本花の会」によって新種と認定された。その際公募により「舞台桜」と命名された。これは同じ敷地にある旧麻績学校の校舎の一階が能舞台になっていることに因む。この校舎もまた特徴的な建築物で、長野県の県宝に指定されている。
※1 飯田市ホームページ