小岩井農場の一本桜

雪山と桜

2011年のゴールデンウィークに一度訪れたがこの年はかなりの遅咲きで、3日粘るもついに開花しなかった。2014年に見頃と休みが合い再チャレンジ。ロケハンの後盛岡で夕食をとり、宿にと思っていたが見通しが甘く、夕方7時には場所取りの三脚で溢れ、最寄りの駐車場も残り一台。腹を決めて最後の一台分の駐車場の車を滑り込ませ、食うものも食わず一夜を明かした。さすがは日本有数の一本桜の聖地。ゴールデンウィークとはいえその集客力に恐れ入る。

小岩井農場の一本桜

光害の少ない牧場では夜空に浮かぶ星々がよく見える。ほぼ雲のない空で、朝までこの天気が続いてほしいと願わずにはいられない。この日は岩手県全域に濃霧注意報が発令されており、早朝どういう天気になるのかは分からなかった。

小岩井農場の一本桜

仮眠をとり目覚めるとあたりは霧。空が白み始めるとやがて空気が動き出し、立ち込めた霧が流れ始める。

小岩井農場の一本桜

小岩井農場の一本桜

小岩井農場の一本桜

ドラマチックな天候のショーのあとは岩手山がはっきりと姿を表し、最後はお決まりの岩手山とのコラボも撮れた。非常に納得のいく遠征となったが、惜しむらくは、ちゃんとした装備で星景を撮れていたらと思う。先の楽しみがまたひとつ増えたと思うことにしよう。

Note小岩井農場の牧草地に立つエドヒガン。明治40年代に牛が日差しから身を守るための日陰樹(ひいんじゅ)として植えられた。
撮影2014年5月3日
名称小岩井農場の一本桜
別称なし
樹種エドヒガン
所在地岩手県岩手郡雫石町丸谷地36-1
指定なし
樹齢不祥(100年ほどと思われる※1)
樹高不祥
根回不詳
幹周不祥
枝張不詳
出典小岩井農場公式サイト
※1明治40年代に植えられたという公式サイトの記述より