隨翁院のシダレザクラ
隠れた花見名所
般若院、歓喜寺に次いで、おそらく見頃と思われた隨翁院を訪問。小さな境内には似つかわしくない古色を帯びた山門、鐘楼、そして見事なシダレザクラ。根本は空洞化し、幹の表面には苔がむし、古木の風格を纏っているが、花は枝先までびっしりと付き、境内を彩っている。
本堂の隣にはデイサービスの施設らしき建物があり、車椅子の婦人がご主人に手押されながら、ひととき桜を嬉しそうに見上げていた。体は思うように動かずとも、このときは心が大きく動いたことだろう。将来自分が車椅子の生活になったとしても、このような桜を見れば心は慰められると思う。
Note | 隨翁院は1465年創建の曹洞宗の古刹。後に戦火により伽藍が消失し、現在の地に移転されたという。本堂および山門は江戸中期、鐘楼は明治期に建立され、つくば市の文化財指定を受けている。鐘楼の脇にあるシダレザクラは周囲の桜に先駆けて花を付ける。 |
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撮影 | 2023年3月18日 |
名称 | 隨翁院のシダレザクラ |
別称 | なし |
樹種 | シダレザクラ |
所在地 | 茨城県つくば市上郷3104 |
指定 | なし |
樹齢 | 不明 |
樹高 | 不明 |
根回 | 不明 |
幹周 | 不明 |
枝張 | 不明 |
出典 | なし |