弟子屈神社の御神木

道内有数の桜の古木

道内で有名な桜は樹齢100年前後のものが多く、それ以上の桜は数えるほどしか知られていない。この桜はそのうちの一つで樹齢200年とされている。多くの枝が枯損した痛々しい姿ながら、100年程度の桜には現れない古木の風格を纏い、境内の真ん中に鎮座している。ネットで見たいくつかの写真よりも実物はずっと良い。花が見頃なのも良かった。

現地の案内板によると樹齢は200年。弟子屈神社の歴史が明治25年(1892年)からとのことなので、建立当時にそれなりの大きさの桜だったのだろう。昭和42年(1966年)には社殿を全焼せしめる火災に見舞われ、樹冠の一部を失いながらも生き存えた。厳しい環境に耐えながら生き残る貴重な古木である。


Note弟子屈神社の境内に立つエゾヤマザクラの古木。幹には注連縄がかかり、神社の御神木として崇められてきた。
撮影2023年5月7日
名称弟子屈神社の御神木
別称なし
樹種エゾヤマザクラ
所在地北海道川上郡弟子屈町高栄2丁目3-4
指定なし
樹齢200年
樹高不祥
根回不詳
幹周不祥
枝張不詳
出典現地案内板