川北特別教授場の山桜

地元の桜名所

100年前、環境美化の目的で地元有志により植えられた桜がこのあたりに残っている。川北特別教授場は現川北小学校の前身にあたり、生徒たちが母校愛から植えたものだとか。現地の案内板ではこの辺りの桜の名所とのことだが、見頃を迎えた桜を愛でる人は他にいなかった。同じく案内板には山桜と表記されているが、樹種はエゾヤマザクラと思われる。北海道では本州のヤマザクラは見かけないため、この辺りではヤマザクラと言えばエゾヤマザクラのことを指すのだろう。

かつて子どもたちが通ったこの地は今、生涯学習センターとして町民が集う地となっている。


Note大正6年に植樹されたエゾヤマザクラの古木。小学校の前身にあたる特別教授場があり、母校への愛に燃える有志たちにより環境美化の目的で植樹されたとのこと。枯損した樹冠からはこの辺りの気候の厳しさが感じられるが、春には濃い色の花を咲かせる。
撮影2023年5月7日
名称川北特別教授場の山桜
別称なし
樹種エゾヤマザクラ
所在地北海道標津郡標津町字川北基線12
指定町指定天然記念物
樹齢約100年※1
樹高不詳
根回不詳
幹周不詳
枝張不詳
出典現地案内板
※1 大正6年に植樹されたという記録より