栃久保の種蒔桜

種蒔きの目安

三春町は何度か訪れているが、来るたびに新しい桜と出会う。この桜もその一つ。集落の中にあり観光客は皆無。駐車場らしきスペースも見当たらないため、少しの間邪魔にならない道の端にとめ、近づいた。小さな鳥居が2基並び、稲荷社のように見えるが周辺に社や祠らしきものは見当たらない。桜そのものを神様に見立てているのだろう。

稲荷明神は商売の神様だが、桜そのものは「種蒔」の名を冠する。細かいことには拘らないおおらかさを感じる。桜は思いのほか大きく立派で、とても印象に残った。

Note三春町栃久保地区の農地に立つエドヒガンの大木。根元へ続く道には小さな鳥居が2基並び、稲荷社の様相を呈している。この桜の花を見てこの地の農家は種を蒔く目安にしたという。
撮影2023年4月1日
名称栃久保の種蒔桜
別称なし
樹種エドヒガン
所在地福島県田村郡三春町沼沢舘18
指定なし
樹齢200年※
樹高不祥
根回不祥
幹周不祥
枝張不祥
出典※三春町公式サイト