雪村桜

雪村ゆかりの桜

背後に竹林、傍らに庵。日本画の雰囲気そのままの絵になる桜だ。樹齢は不祥だが、今の建物が建立されたのが1658年、その際に山号が桜梅山と定められたこと、境内には他に雪村の名を冠する梅があることなどから、建立当時に植樹されたものなのかもしれない。だとすれば樹齢350年ほどといったところか。



Note雪村周継(せっそんしゅうけい)は室町末期から安土桃山にかけて活躍した画僧。晩年は三春藩田村氏の庇護を受け、この地で没したと伝えられる。後に庵は荒廃し、現在ある庵は後世に建てられたもの。境内にはシダレザクラの古木があり、雪村の名を冠せられて親しまれている。竹林を背後に従えて優美に枝を広げ、春には日本画よろしく可憐な花を咲かせる。
撮影2023年4月1日
名称雪村桜
別称なし
樹種シダレザクラ
所在地福島県郡山市西田町大田雪村174-2
指定なし
樹齢不祥※
樹高不祥
根回不祥
幹周不祥
枝張不祥
出典なし
※推定樹齢400年と記載するインターネットの記事が散見されるが、公式またはそれに準ずるソースが見当たらないためここでは不祥とする。