大桜
巨大な桜
南成田の大桜とも呼ばれているが、桜の下の石碑には「大桜」とだけ刻まれてある。地名にも大桜とあるとおり、古くからこの辺りのランドマークだったのだろう。有名な桜にはその土地の名前を冠するものが多いが、この桜は樹そのものが地名になっているところが他とは異なる。主要な道路から少し外れた細い道にあるが、看板が出ているので分かりやすい。地図で確認したところ、東側は小高い丘になっていたので日の周りを考えて午後2時頃に訪れた。途中離合の難しい道がありますので運転には注意したい
近づくと、主幹が失われていることがわかる。均整のとれた樹形は後から伸びた無数の枝が補ってできており、桜の不滅の生命力を感じさせてくれる。
Note | 三春町南成田地区の西端に立つエドヒガンの大木。樹幹に損傷が見られるものの樹勢は極めて旺盛で、竹林を背景に美しく雄大な樹幹を成し、大桜と呼ぶにふさわしい。 |
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撮影 | 2019年4月20日 |
名称 | 大桜 |
別称 | 南成田の大桜 |
樹種 | エドヒガン |
所在地 | 福島県田村郡三春町大字南成田字大桜 |
指定 | 町指定天然記念物 |
樹齢 | 400年※1 |
樹高 | 15.0m |
根回 | 不祥 |
幹周 | 6.4m |
枝張 | 23.9m |
出典 | 環境省発行第4回基礎調査巨樹・巨木林(北海道・東北版) |