小田彦太郎桜

軒先の名木

この日の目当ての一つ、祭田の桜を訪れると、道中に「樹齢三百年 小田彦太郎桜 これより200m」との看板が目についた。見れば祭田の桜から道路を挟んで向いの丘の上、民家の軒先に目立つ桜がある。

近づいてみると損傷が少なく立ち姿が美しいが、おそらく樹齢300年までは達していないと思う。樹勢は極めて旺盛で、遠目には醍醐桜を思わせる整った樹幹をしている。「樹齢300年」の他何一つ情報はないが、桜の名前はかつての所有者の名に因むものだろう。


Note過去に愛蔵寺が火災に遭った際、護摩札が飛来し、桜に留まったという。以来護摩ザクラと呼ばれるようになった。愛蔵寺はかつて麓山(現二本松市田沢麓山)の中腹にあり、のちに現在の地に移転。それから樹形、花の量が変わっていないと言われ、育たぬ桜とも呼ばれている。
撮影2021年4月3日
名称小田彦太郎桜
別称なし
樹種エドヒガン
所在地福島県二本松市
指定なし
樹齢300年
樹高不祥
根回不祥
幹周不祥
枝張不祥
出典現地案内板