古御田神社の種蒔桜
校庭の桜
桜はネットに囲まれた高校のグラウンドの中にあるが、日曜日でも桜に近い入り口が解放されていたので入ってみた。主幹の上部は失われているが枝は大きく広がっており、美しい樹形をしている。よくある桜の名所のように柵で囲まれているわけでもなく、根元まで近づくことができる。

よく見ると幹には注連縄がかけられており、種蒔の際のご神木としてあがめられていたのかもしれない。近くにサッカーゴールがあるが、ボールが飛んできて樹を傷付けないのかと心配になる。それにしても会津は広大な穀倉地帯ゆえか、種蒔の名を冠する桜が多い。

| Note | 福島県立大沼高校のグラウンドに立つエドヒガンの巨木。1979年に刊行された伊佐須美神社史には境外末社の一つとして御田神社の名前が記されている。かつては社殿を構えていたようだが、今では桜の下に小さな祠と石碑が残るのみである。ここはかつて豊臣秀吉が伊佐須美神社に寄進した作田だったという。 | 
|---|---|
| 撮影 | 2019年4月20日 | 
| 名称 | 古御田神社の種蒔桜 | 
| 別称 | なし | 
| 樹種 | エドヒガン | 
| 所在地 | 福島県大沼郡会津美里町字鹿島3061-1 | 
| 指定 | なし | 
| 樹齢 | 不祥 | 
| 樹高 | 11.0m | 
| 根回 | 不詳 | 
| 幹周 | 4.4m | 
| 枝張 | 18.5m | 
| 出典 | 福島県公式サイト | 

