小奴可の要害桜
集落を見守る老桜
広島で一本桜といえば先ず初めに名前が挙がる名木です。スケール感のある立派な樹形で、高台のロケーションも良く、色んな角度から撮影できます。樹齢の割に花付きも申し分なく、地元の方々から大切にされてきたことがよくわかります。雑誌などで見る限りではそれほど興味は湧かなかったのですが、いざこの目で見てみるとつい見入ってしまい、結構長居しました。
Notes
撮影:2011年4月29日
別称:要害桜
樹種:エドヒガン
所在地:庄原市東城町小奴可1865
指定:県指定天然記念物
樹齢:500年
樹高:17m
根回り:6.5m
幹周り:5.7m
枝張り:東西19.5m・南北23.3m
概要:
樹齢500年以上と伝わるエドヒガンの巨木。平安後期の武将、奴可入道西寂(ぬかにゅうどうさいじゃく)の築いた亀山城跡に立つことから要害桜と呼ばれている。要害とは城、砦の意。東城町には名木と呼ぶに相応しい桜の古木が3本あり、東城三本桜と呼ばれている。要害桜はその内の一つ。