与一野のシダレザクラ
安芸太田町の山間部に立つシダレザクラです。広島県下屈指の人気桜で、特に夕刻からのライトアップは多くの写真家たちで賑わうとのこと。私自身はライトアップよりも早朝や昼間が好きなので、この日は夜明け前から張り込みました。
新型コロナウイルスの騒動もあり、人が多ければ諦めようと思っていたのですが、5時半ごろの時点で先客わずか2名。ここから日の出を待ったのですが、ちょうど日の出の方角に山があって、なかなか桜に日が回りません。
先客の地元の人たちに話を聞くと、日が回るのは7時過ぎごろからとのこと。いつもなら念入りに調べてくるのですが、この日はもともとの組んでいた予定を急遽変更したので下調べナシ。どうりで先客が少ないはずだなと。
日が登り出すともう1組の写真家の方々が来られましたが、それでも総勢6名の貸切状態。特にライトアップ時は移動もままならないほど三脚が並ぶと聞いていたので、拍子抜けでした。
気温2度の中かれこれ1時間半ほど過ごしたので体は冷え切ってしまいましたが、それでも待った甲斐があったと言える、素晴らしいロケーションの桜でした。
-Notes-
撮影:2020年4月5日
別称:なし
樹種:シダレザクラ
所在地: 広島県安芸太田町寺領1619
指定:なし
樹齢:80年 ※現地案内板より
樹高:12m ※現地案内板より
根回り:不明
幹周り:2.4m ※現地案内板より
枝張り:不明
概要:
安芸太田町の山間に立つシダレザクラ。皇紀2600年の記念に1940年に植樹されたと言われている。開花期には地元の好意により田んぼに水が張られ、水面に映る姿が人気を博している。この辺りは源氏方の武将で弓の名手として知られる那須与一が晩年を過ごした場所とされており、与一野の地名が付いている。