神原のシダレザクラ

神原のシダレザクラ

街中の名桜

五日市町はもともと広島中心街のベッドタウンとして発展した歴史があり、今も周辺には分譲住宅が立ち並びます。その生活道路に面してこの桜は立っていて、なかなかの賑わいを見せています。現地案内板によれば、樹齢は300年を超えていて、寒冷地に適したシダレザクラが温暖な沿岸部でこれほどまでに長寿を迎えるのは大変貴重であるとのこと。確かにその通りだと思います。樹高はさほどでもありませんが、枝張はなかなかのもので、綺麗な傘状の樹形です。

神原のシダレザクラ

東側にもう一本若いシダレザクラが密接していて、咲き揃うとそれは見事な景観を呈します。

神原のシダレザクラ

-Notes-

撮影:2020年4月5日

別称:なし
樹種:シダレザクラ
所在地:広島県広島市佐伯区五日市町石内2185
指定:県指定天然記念物
樹齢:300年 ※現地案内板より
樹高:10m ※現地案内板より
根回り:不明
幹周り:2.42m ※現地案内板より
枝張り:東西13m・南北15m ※現地案内板より
概要:
住宅地からほど近い生活道路に面したシダレザクラの古木。同種としては珍しく、温暖な地域で長寿を迎えており、貴重な個体として昭和48年に広島県の天然記念物に指定された。