天満宮のシダレザクラ
青森県下最古の桜
弘前公園から歩いて7、8分ほどの弘前天満宮境内に一本のシダレザクラがあります。丹塗りの鳥居と柵に囲まれ、傍には流造の社殿が鎮座し、地元の人から大切に崇められてきたものと考えられます。
大正期の東京朝日新聞による「全国桜番付」では、樹高12m、幹周9mにも及ぶ巨樹として紹介されたとか。事実だとすれば、今の三春滝桜と同等の壮麗な姿だったと考えられます。今では損傷の目立つ姿ですが、当時と変わらずなのか、残った樹冠いっぱいに花をつけていました。
-Notes-
撮影:2022年4月23日
別称:大行院のシダレザクラ
樹種:シダレザクラ
所在地:青森県弘前市西茂森1丁目
指定:県指定天然記念物
樹齢:500年
樹高:11m
根回り:不明
幹周り:2.6m
枝張り:不明
概要:
弘前天満宮境内に鎮座するシダレザクラの古木。大正期の東京朝日新聞による「全国桜番付」では弘前の枝垂桜として18番目に列せられた。