西光寺のシダレザクラ

野辺地町は下北半島の玄関口に位置し、県内でも有数の豪雪地帯だという。車で走っているとそこかしこに防風林があり、気候の厳しさを思わせる。この日もよく晴れた、風の強い日だった。こんな厳しい環境の町に、県下有数の桜の古木が二本ある。その一つが西光寺のシダレザクラである。

西光寺のシダレザクラ

樹齢は300年。風雪が厳しいためか損傷が激しい。幹の大半は朽ちていて、わずかに残った枝のみで樹幹を形成している。しかしながら花付きはよく樹勢は良好なようだ。よく手入れされているのだろう。

時期的には満開近くだったと思うが、未開の花があるにも関わらず展葉が進んでいた。この年の青森はこのような桜をよく見かけた。そういう年廻りだったのだろう。


Note 西光寺境内に根ざすシダレザクラの古木。廻船問屋を営んでいた野坂家の当主、勘左衛門が1745年ごろに大坂から取り寄せ植樹したと伝えられる。
撮影 2022年4月23日
名称 西光寺のシダレザクラ
別称 なし
樹種 シダレザクラ
所在地 青森県上北郡野辺地町寺ノ沢90
指定 県指定天然記念物
樹齢 280年※
樹高 4.5m※
根回 不詳
幹周 3.0m※
枝張 不詳
出典 ※青森県発行『青森県里山の巨樹・古木マップ』
樹齢は1745年に取り寄せられたという伝承より。